フレームワークベースのBaserCMSとSeezooCMS

BaserCMSは、コーポレートサイトの制作にちょうどいいというキャッチフレーズで人気を集める国産CMS。中小規模のサイトを自力で構築して運営するために必要な最低限のものが揃っている。

個人的にも注目しているCMSなので、以前からUbuntuローカル環境などにインストールしていたが、先日、バージョンを1.6.12から1.6.13に上げた直後、News Releaseの記事のひとつをクリックすると、次のようなエラーメッセージが現れた。

このエラーメッセージは数時間後にフィックスされたが、この可読性の高いエラーメッセージこそ、このCMSがCakePHPというフレームワーク上に構築されているという証(ユーザーなら誰でも知っている事実だが…)だ。

BaserCMSのベースCakePHPとは

CakePHPは、Rubyフレームワークとして有名なRuby on Rails(RoR)から強い影響を受けたといわれており、RoRと同じMVCをベースとしたフレームワークだ。

MVCとは、プログラムの構成をModel(データ構造)、View(画面表示)、Controller(プログラム制御)の3つに整理する手法だが、門外漢の私がこれ以上偉そうに講釈するわけには行かないので、次のサイトを参考にしていただきたい。

さらに、フレームワークという概念そのものから理解したいという人は、次の書籍がおすすめだ。

上記の書籍は、PHPの基本が理解できていることが前提となっているが、PHPのオブジェクト指向で落ちこぼれ気味の私にも理解できたので、あまり厳密に考える必要はないと思う。

CodeIgniter上に構築されたSeezooCMS

PHPの世界には、CakePHP以外にもMVCアーキテクチャのフレームワークは存在する。例えば、大規模サイトで採用された実績を持つsymfonyやPHPの開発元が作ったZend Frameworkなどだ。こうしたなか、最近になってCodeIgniterというPHPフレームワークが注目を集めている。

CodeIgniterも基本的にはMVCアーキテクチャのフレームワークなのだが、パフォーマンス重視の方針から、厳格にはMVCの原則を守っていない。この辺りは、フレームワーク初心者にとってどうかという問題もあるが、これによって得られるスピードや柔軟性には捨てがたいものがあるようだ。

このパフォーマンス重視のPHPフレームワーク上に構築されたCMSが、SeezooCMSで、直感的な操作で初心者にもやさしい設計になっている。

今はまだF1エンジンを搭載した軽自動車だが

というわけで、CakePHPにはBaserCMS、CodeIgniterにはSeezooCMSと、PHPフレームワークにCMSを構築するという発想がカタチとなっているわけで。これが世界的な潮流になるかどうかはまだ分からないが、個人的には、多言語対応して逆輸出したら面白いとも思っている。

ただ、もともと、MVCに基づくフレームワークというのは、大規模な開発において威力を発揮するといわれているので、現時点では、既存のCMSが用意する関数やタグを利用した方が、小回りが効く開発ができるだろう。

その意味では、フレームワーク上に構築されたCMSというのは、F1エンジンを搭載した軽自動車が公道を走っているようなものなのだが、それでも、こうしたCMSのポテンシャルはとてつもなく高く、今後の展開次第によっては、新しい潮流を生み出す可能性を秘めている。

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WordPressのテーマにおけるhome.phpとfront-page.phpの違い

TwentyTenの子テーマをTwentyElevenベースに書き換えているとき、ふと疑問に思ったことがあったので、取り敢えずメモしてみた。

home.phpとfront-page.phpとの違い

現在、WordPressのトップページに表示したいページは、管理画面の設定項目の表示設定からも選択できるようになっているが、一般サイトを構築するCMSとして利用する場合、トップページに独自のレイアウトを施したいと思うことも多い筈。

そういうときは、テーマフォルダにhome.phpというファイルを作成して、そこに固定ページや投稿ページとは違うレイアウトを施すことになるのだが、バージョン3.0以降から、home.phpの代わりにfront-page.phpを利用することもできるようになっている。

両者の違いは、front-page.phpが、管理者画面の表示設定で特定の固定ページがフロントページとして選択されている場合でも、まったく影響を受けないのに対して、home.phpの場合は、フロントページの表示で選択されているページが優先的に表示される。

なお、テーマ内にhome.phpとfront-page.phpの両方がある場合は、front-page.phpの内容が優先的に表示されるようになっていた。

たぶん、これはほとんど常識なのだろうし、結論から言えば、好きな方を使えばよいのだが、取り敢えず疑問が解決したので、個人的にはすっきりした。

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無料版のWPMLを利用したサイト多言語化

WordPressを多言語化するプラグインWPMLの最新バージョンが有償化していた。旧バージョンの2.0.4.1まではこれまで通り無料で使えるようだが、最新バージョンに、無料版はない。

CMS版が79ドル、ブログ版が29ドルとなっている。個人的な感想としては、個人のブログを多言語化するのに29ドルかかるというのは、何だか高いような気もするが、企業サイトを多言語化する費用が79ドルで済むといわれると、こちらは逆に安く感じてしまう。

企業・団体のサイトの場合は、責任の所在はがっきりしていた方が喜ばれる傾向が強いので、79ドルに1年間のサポートとアップグレード保証が含まれているとなれば、高い買い物ではないかもしれない。

とはいえ、せっかくオープンソースのWordPressを使っているのだから、できれば無料で済ませたい思う人も多い筈。

そこで、以下、旧バージョンのWPMLで使ったサイトの多言語化について情報を集めてみた。

旧バージョン(無料版)のWPMLのインストール方法

無料版のWPMLのインストール方法は次のサイトが詳しい。

なお、無料版の場合、リンク表示ウィジェットなど、WPMLに対応していないものもあるが、こうした箇所は、テキスト・ウィジェットなどで代替すれば何とかなる

無料版WPMLで多言語化できない箇所への対応

リンク表示ウィジェット以外にも、無料版WPMLでは対応していない箇所があるので、そこは、手作業で、多言語化しなければならない。

言語によるHeader画像などを切り替えなどは、次のサイトが参考になった。

無料版のWPMLが対応していない部分を多言語化(この場合は日英二ヶ国語化)するときのポイントは、次のとおり。

1. ルートディレクトリにあるwp-config.phpから次の行を探す。

define ('WPLANG', 'ja');

2. 上記の行を次のとおり書き換える。

// 言語判定(ブラウザの言語設定とGETの両方を確認)
if (preg_match('/^ja/i', $_SERVER['HTTP_ACCEPT_LANGUAGE'])) {
     $locale = "ja";
     define ('WPLANG', 'ja');
     if(htmlspecialchars(@$_GET["lang"] == "en")) {
          $locale = "en_US";
          define ('WPLANG', 'en_US');
     }
} else {
     $locale = "en_US";
     define ('WPLANG', 'en_US');
     if(htmlspecialchars(@$_GET['lang'] == "ja")) {
          $locale = "ja";
          define ('WPLANG', 'ja');
     }
}

3. header.phpやhome.phpなどで言語による切り替えを行いたい部分に、次のような条件分岐を記入する。

<?php if ($locale == "ja"): ?>
     /* 日本語モードの時表示したい記事やヘッダー画像などをここに入れる */
<?php else: ?>
     /* 英語モードの時表示したい記事やヘッダー画像などをここに入れる */
<?php endif; ?>

なお、トップページに独自のレイアウトで表示させたい場合、例えばhome.php(バージョン3.0以降ならfront-page.phpでもよい)を利用しているとしたら、get_template_part関数を応用して次のように書いておくと分かりやすいかもしれない。

<?php get_header(); ?>
<div id="container">
  <div id="content" role="main">
    <?php if ($locale == "ja"): ?>
      <?php get_template_part('home', 'jp'); ?>
    <?php else: ?>
      <?php get_template_part('home', 'en'); ?>
    <?php endif; ?>
  </div>
</div>
<?php get_sidebar(); ?>
<?php get_footer(); ?>

あとは、home.phpと同じ階層にhome-jp.phpとhome-en.phpを作り、前者に日本語の内容、後者に英語の内容を記述すれば、2ヶ国語対応となる。対応言語が増えてくると、役に立つかもしれない。

今のところWordPressのバージョン3.2.1でも問題なし

以上で、無料版のWPMLによるサイトの多言語化の簡単なまとめだが、この方法で多言語化したテストサイトのWordPressのバージョンを3.2.1に上げてみたが、今ところ問題なく動作している。

ただ、この無料版WPMLは、今後のバージョンアップは行われないようなので、WordPressのどのバージョンまで対応するかは未知数。

もちろん、簡単なサイトならWPMLなどのプラグインを頼らない多言語化もありだろうが、プラグインを含めた多言語化まで考えるなら、有料版を購入した方が安くつくかもしれない。

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日の丸がなでしこジャパンに舞い降りた日

2011年7月18日、なでしこジャパンが世界を制した日。ツイッター上で紹介されていたこの写真に感動したので、ブログに掲載してみた。

この日、ウォールストリートジャーナル日本語版では、なでしこジャパンW杯優勝、米国に粘り勝った背景に“12人目の選手”という記事のなかで、「日本には『念願と希望』という強力な”12人目”のプレーヤーがいた」という米チームのフォワード、アビー・ワンバックの言葉や、「日本はただ勝つためだけではなく、国の復興のためにプレーしていた」という米国チーム前監督の言葉などが紹介されていた。

これらのコメントは、聞き方によっては、実力は自分たちの方が上だったと主張しているように聞こえなくもないが、PK戦での決着だから、どちらが勝ってもおかしくない試合だったのは事実。その意味では、あの日、なでしこジャパンに、12人目の選手の存在を感じた人は意外に多かったのかもしれない。

ただ、それは、東日本大震災で被災した人々のためにとか、国の復興のためにとか、そういう重たい何かではなくて、もっと軽やかでシンプルな何かが、彼女たちの背中を後押していたような気がする。

だから、この一枚の写真は、日の丸を背負って走っているというより、直向きに走りつづける彼女たちに、日の丸の方がふわりと舞い降りてきたように見えて仕方がない。

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マルチメディアのためのコマンドcliveとffmpeg

Linuxの端末で、Youtubeなどの動画サイトから動画をダウンロードしてmp3に変換するコマンドを試したらおもしろかったので、メモしてみた。利用するコマンドは、cliveとffmpegのふたつ。apt-getでインストールする場合は次のとおり。

$ sudo apt-get install clive
$ sudo apt-get install ffmpeg

コマンドの利用法は次のとおり。

$ clive 「動画サイトのURL」
$ ffmpeg -i 「ダウンロードしたflvなど」 -acodec copy 「曲名.mp3」

「わざわざコマンド使わなくても便利なソフトいっぱいあるじゃん」なんてことも言われそうだが、バッチ処理を考えるとおもしろいかもしれない。まあ、最終的には好みの問題だろうが。

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進化を続けるWordPress3.2と新テーマtwentyeleven

Linuxローカル環境にWordPress3.2のRC1をインストールしてみた。Linuxローカル環境の構築については先週このブログに投稿している。

RC1は英語版なので、メッセージはすべて英語だが、インストール手順はこれまで通り。WordPressをインストールした経験のある人なら問題はないだろう。

WordPressをインストールしたフォルダにブラウザからアクセスすると、wp-config.phpを作るようにと促されるので、いつものように素直に従う。

最初はデータベースの設定。予めデータベース作っておくようにと指示されるので、phpMyAdminなどで作成しておく。

データベースの設定に必要な項目を入力して、先に進む。

使い慣れたエディタでwp-config.phpの作成して、WordPressをインストールしたルートディレクトリに放り込む。

最後にブログタイトルやID、パスワードなどを設定して終了。設定したID、パスワードでログインしたらこんな感じ。

WordPress.orgの説明によれば、WordPress3.2の新機能は、パフォーマンスの向上と操作性の向上に重きが置かれているようだが、個人的には、管理バーに外観(Appearance)メニューにテーマが加わったことが一番うれしかった。外観(Appearance)メニューにはテーマの他にも背景とヘッダーが新たに加えられている。

新デフォルトテーマtwentyelevenの追加

今回のバージョンアップのもうひとつの目玉が新デフォルトテーマのtwentyelevenだ。

伸縮する検索ボックスやページが変わるごとに変化するヘッダー画像など、クールな機能とデザインで、WordPress3.2がさらなる進化を遂げたことを印象づける。

ちなみに、twentyelevenでは、新たにcolors、inc、jsの3つのフォルダが追加され、twentyelevenの第一階層のファイル数も27から37に増えている。

さらに、twentyelevenはテーマオプションにも対応しており、管理画面から、全体の色やリンク、サイドメニューの位置などを設定できるようになっている。

なお、WordPress3.2のthemeフォルダには、twentyelevenといっしょにtwentyten(バージョンは1.2)も同梱されるようなので、twentytenをベースにして作ったテーマ(子テーマも含む)は、バージョン3.2でも問題なく動くと考えてよいだろう。

実際、このブログのテーマはtwentytenの子テーマとして書かれているが、今のところ修正は必要なさそうだ。twentyelevenについては、子テーマの親テーマをtwentyelevenに変えてテストしてみたが、これはちょっと虫がよすぎた。ただし、カスタマイズの具合によっては、修正なし又は数ヶ所の修正でtwentyelevenに移行できる可能性は高い。

原点回帰しながら進化を続けるWordPress3.2

前回の3.0から3.1へのバージョンアップは、MEの統合とデフォルトテーマtwentytenの登場という大きな目玉があり、全体的にもブログ構築ツールから汎用CMSへと大きな進化を遂げたたというう印象を受けたが、バージョン3.2は、操作性やパフォーマンスの向上に重きが置かれており、ブログ構築ツールの原点に立ち返った堅実なバージョンアップという印象を受けた。

また、バージョン3.2からは、WordPressを動かすWebサーバーがPHP5.2以上、MySQL 5.0.15以上をサポートしていることが必須条件となる。

この要件に満たさないレンタルサーバーでWordPressを運用している人は、今のところバージョンアップを諦めるか、サーバーを引っ越すかの二者択一しかない(WordPressから別のCMSに引っ越すという選択肢もあるにはある)が、激安キャンペーンを展開中のドメインキングが6月6日、国内最安値(phpが使えるという条件下)のServerQreenが5月30日に、それぞれPHPのバージョンを5.1.6から5.2.17に上げており、この問題で頭を悩ます人は、今後も確実に少なくなっていくだろう。

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Linux Mint 11にWordPress3.2のお試し環境を構築

WordPress3.2もいよいよRC1になり、そろそろ試しておかなければならなくなったので、Linux Mint 11にローカルお試し環境を構築してみた。構築の手順は、Ubuntu11.04でローカル構築したのときの走り書きを参考にした。

ローカル環境でWordPressををはじめとするWebアプリを動かすために必要なツールは、Apache2、PHP5、MySQLの3つ。端末から次のコマンドを順番に(一括でもよいけれど)実効するとインストールできる。

# sudo apt-get install apache2
# sudo apt-get install php5 libapache2-mod-php5  php5-mysql
# sudo apt-get install mysql-server

mysql-serverのインストールの最後で、パスワードの設定が促されるので、任意の文字列を入力して、忘れないようにメモしておく。

あと、必須ではないが、次のツールも入れておく。

# sudo apt-get install php-pear php5-gd php5-cli

最後に、Apache2を再起動して完了。コマンドは次のとおり。

# sudo /etc/init.d/apache2 restart

phpMyAdminの設定

phpMyAdminについては、apt-getからではなく、phpMyAdminの公式ページから最新版をダウンロードする。ファイルを解凍した後、/var/wwwにフォルダごとコピー(フォルダ名はphpMyAdminに変更した)する。

ブラウザからhttp://localhost/phpMyAdminにアクセスして、ユーザー名(root)と、パスワード(mysql-serverをインストールするときに設定したもの)を入力すれば、ログインできる。

ログインしたばかりの状態だと、画面最下部にいくつかの警告メッセージが出る。例えば次のようなもの。

phpMyAdmin の設定保存場所が完全に設定されていないため、いくつかの拡張機能が無効になっています。

設定ファイルが秘密のパスフレーズ (blowfish_secret) を必要とするようになりました

これらのメッセージは次のような設定をすれば順次消えて行く。

先ずは、/var/www/phpMyAdmin/script/create_tables.sqlを実効してテーブルを作る。phpMyAdminのSQLに内容をコピペして実効ボタンを押す。

次に/var/www/phpMyAdmin内にあるconfig.sample.inc.phpをconfig.inc.phpにリネーム(又は名前を変えてコピー)した後、使い慣れたエディタで、config.inc.phpを開き、42行目から57行目あたりのコメントアウトを解除(行頭の//を削除する)。

$cfg['Servers'][$i]['pmadb'] = 'phpmyadmin';
$cfg['Servers'][$i]['bookmarktable'] = 'pma_bookmark';
$cfg['Servers'][$i]['relation'] = 'pma_relation';
$cfg['Servers'][$i]['table_info'] = 'pma_table_info';
$cfg['Servers'][$i]['table_coords'] = 'pma_table_coords';
$cfg['Servers'][$i]['pdf_pages'] = 'pma_pdf_pages';
$cfg['Servers'][$i]['column_info'] = 'pma_column_info';
$cfg['Servers'][$i]['history'] = 'pma_history';
$cfg['Servers'][$i]['tracking'] = 'pma_tracking';
$cfg['Servers'][$i]['designer_coords'] = 'pma_designer_coords';
$cfg['Servers'][$i]['userconfig'] = 'pma_userconfig';

17行目前後に、blow_fishのパスフレーズを設定する箇所があるので、次のように設定しておく。

/* YOU MUST FILL IN THIS FOR COOKIE AUTH! */
$cfg['blowfish_secret'] = 'pmapass';

端末からmysqlにログイン。

# mysql -u ユーザ名 -p
# Enter password: ********

プロンプトがmysql>となったら、以下のコマンドを打ち込む(実際はコピペするだけ)。

GRANT USAGE ON mysql.* TO 'pma'@'localhost' IDENTIFIED BY 'pmapass';
GRANT SELECT (
Host, User, Select_priv, Insert_priv, Update_priv, Delete_priv,
Create_priv, Drop_priv, Reload_priv, Shutdown_priv, Process_priv,
File_priv, Grant_priv, References_priv, Index_priv, Alter_priv,
Show_db_priv, Super_priv, Create_tmp_table_priv, Lock_tables_priv,
Execute_priv, Repl_slave_priv, Repl_client_priv
)ON mysql.user TO 'pma'@'localhost';
GRANT SELECT ON mysql.db TO 'pma'@'localhost';
GRANT SELECT ON mysql.host TO 'pma'@'localhost';
GRANT SELECT (Host, Db, User, Table_name, Table_priv, Column_priv)
ON mysql.tables_priv TO 'pma'@'localhost';

以上で、phpMyAdminの設定は終了。

phpMyAdminのバージョンが3.4.1から3.4.2になり、拡張機能に関するバグが綺麗にフィックスされた。以前、Ubuntu上で同じ設定をしたときは、バージョンが3.4.1だったので、何度設定を見直しても、「拡張機能が無効になっている」というメッセージが消えなかったが、3.4.2では、上記の設定でメッセージは綺麗に消えた。

最後に、phpMyAdminでデータベースを新規作成して、/var/www内にWordPress3.2RC1をインストールすればお試し環境が完成する。

【追記】

FTPのセットアップ

アップデートの際にFTPアカウントを問われるので、FTPサーバーをセットアップ。ProFTPの場合は、インストールするだけでよい。

# sudo apt-get install proftpd

mod_rewriteを有効にする

パーマリンク設定などでApacheのmod_rewriteを有効にする必要がある。

# sudo a2enmod rewrite

次に、好みのエディタで、/etc/apache2/sites-enabled/000-defaultを開いて次の箇所を変更。3行目の最後をdenyからAllに変更する。

	<Directory /var/www/>
		Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
		AllowOverride All
		Order allow,deny
		allow from all
	</Directory>

最後にApache2を再起動して完了

# sudo /etc/init.d/apache2 restart

mcryptのインストール

phpMyAdminにアクセスしたとき、画面最下に「mcypt拡張がありません。PHPの設定をチェックしてみてください。」というメッセージが出ていたら、次の要領で、php5-mcryptをインストールする。設定は特に必要ない。

# sudo apt-get install php5-mcrypt
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Unityシェルで存在価値を増したLinux Mint 11

古いVaioにインストールしていたLinux Mint Debian Edition(以下LMDE)の調子が相変わらすおかしい。次のような現象に悩まされている。

  • Filezillaなどで、大量のファイルをアップロードしているときなど、突然、画面が崩れる。例え完全に崩れなかったときでも、段々と色がおかしくなって、最後は再起動しなければならなくなる。
  • ログインするたびに日時を合わせなければならない。

Intelのサイトから915GM Express内臓のビデオチップのDebian用のドライバをダウンロードして、少し弄ってみようかとも思ったが、よく考えてみると、ログインするたびに日時がおかしくなるという現象は、ビデオドライバとは関係がなさそうだ。

ちなみに、最初にLMDEのインストールに成功したLaVie(こちらはUbuntuとの相性が今ひとつだった)では、何の問題も起きていない。負荷のかかる仕事を与えてもサクサク動いている。また、Windows7 Professionalを搭載したデスクトップ機にもLMDEの64bit版をインストールしてみたが、こちらも快適に動作していて、VAIOで起きているような問題が起こる気配は感じられない。

どうもこれはVAIOとLMDEの相性問題っぽい。そこで、このPCでLMDEを走らせることは一旦諦めて、最近リリースされたばかりのLinux Mint 11をインストールしてみた。

Linux Mint 11をインストール

UbunuベースのLinux Mintの場合、最後の数字が準拠するUbuntuのバージョンを表している。つまり、
Linux Mint 11はUbuntu11.04をベースにしたディストリビューションだ。

さっそく、Linux Mintのサイトから、32bit版のLinux Mint 11のDVDイメージをダウンロードしてブートDVDを作成。ちなみ、DVDドライブのない機種にはCDイメージも用意されている。DVDイメージとの違いは、マルチメディア系のアプリケーションなどが入っていないということになるが、これらのソフトウエアは、後からインターネットを通じて簡単にインストールできる。

インストール用DVD又はCDで、パソコンを立ち上げたら、デスクトップ上のInstall Linux Mintアイコンをダブルクリック。ここから先は、Ubuntu11.04のインストールとほぼ同じ。


Linux MInt 11とUbuntuのメモリ消費量比較

Ubuntu11.04ベースのLinux MInt 11だから、ある程度の重さは覚悟していたが、実際に使ってみると、意外に軽やかに動作する。そこで、システムモニタのみを立ち上げた状態で、Ubuntu11.04とのメモリ消費量を比較したら次のような結果となった。

  • Linux Mint 11:
    2GBメモリ中217.3MB(10.8%)使用
  • Ubuntu11.04:
    2GBメモリ中257.7MB(12.9%)使用

LinuxMint11SystemMoniter

メモリ消費量の違いは約2%で、サイズにすると約40MB。この差は、Ubuntu11.04から採用されたUnityシェルが使っているメモリだと考えてもよいだろう。大量のメモリを搭載した最新のPCなら誤差の範囲内かもしれないが、非力な古いPCでは、この差は体感速度に影響を与えそうだ。

ちなみに、Ubuntu11.04には、現バージョン限定ということで、従来のユーザーインターフェースのUbuntuクラシックも用意されているが、こちらで計測すると、メモリ消費量は、2GBメモリ中234.0MB(11.7%)ということで、両者のちょうど真ん中にピタリと収まっていた。

なお、LMDEについては、すでに削除した後だったので、同じPCでは比較できなかったが、LaVieにインストールしたLMDEで測ってみると、2GB中156.7MB使用という結果で、DebianベースのLMDEの優秀さが改めて証明された。

MacライクなUbuntuとWidowsライクなLinux Mint

もちろん、メモリ消費量だけでOSの優秀さが決まるわけではない。UnityシェルによってMacライクな操作性を実現したUbuntuにより、PCでの作業効率が上がれば、メモリ消費量が増えたことなど、あっという間に相殺されるだろう。

一方、従来からのGNOMEシェル上に構築されたWindowsライクなユーザーインターフェースを踏襲するLinux Mint 11は、UbuntuがUnityシェルを採用したことにより、その存在価値が相対的に大きくなったような気がする。少なくとも、Ubuntuがあるのに、どうしてUbuntuベースのLinux Mintが必要なのかと疑念を抱く人(実は昔の私なのだが)は、いなくなるに違いない。

そして、この多様性こそが、MacやWindowsの世界にはない、Linux独自の文化なのかもしれない。

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トリプルブートでUbuntu11.04に再挑戦

前回の記事の後、VAIOにもLinux Mint Debianをインストールしてみたが、VAIOとは相性が悪い(他のPCでは問題なし)ようなので、HDDにもう一つ別のLinuxディストリビューションを追加して、Windowsを含めたトリプルブート環境を構築してみようということになった。

WindowsとLinux2つのトリプルブート環境の作り方

以前は、Windowsのブートマネージャーを利用してトリプルブートを構築する方法が一般的だったが、今はGRUBを利用する方がはるかに簡単で安全だ。手順は以下のとおり。追加するLinuxディストリビューションは、取り敢えずUbuntu11.04を選んでみた。

なお、先にインストールされているLinux(今回の場合はLinux Mint Debian)によって、HDDの先頭にはすでにGRUBがインストールされているものとする。

  1. Gpartedなどを使って、先にインストールしているLinuxの後ろに2番めのLinuxをインストールするパーティションを作っておく。
  2. インストール用のCDでパソコンを立ち上げて、インストールを開始。

    Ubuntu11.04インストールその1

  3. 通常どおりインストールを進めて、ディスク領域の割り当てのところになったら、「それ以外」を選択する。

    Ubuntu11.04インストールその2

  4. 最下部のDevice for boot loader insatallationで、自分がUbuntuをインストールしたいと考えているパーティションを選択した後、そのパーテションにファイルタイプやマウントポイントを設定してOKボタンを押す。

  5. Ubuntuのインストールが完了したら、再起動。この段階では、GRUBはUbuntuを認識していないので、LMDEを選択してログインする。
  6. synapticパッケージマネージャで、startupmanagerと検索して、これをインストール。
  7. スタートアップマネージャーを起動して、待機時間やデフォルトのオペレーティングシステムを選択する。デフォルトのオペレーティングシステムの候補のひとつにUbuntuが加えられていることを確認。

  8. システムを再起動する。

クリーンインストールで復活したUbuntu11.04

以上で、Windowsと2つのLinuxというトリプルブート環境が完成した。

10.10からアップデートした直後、頻繁にクラッシュしたUbuntu11.04だったが、クリーンインストールした後、かれこれ3週間以上も動き続けている。今のところ何の問題も起きていない。クリーンインストールした直後、80個以上のアップデートがあったので、前回起きたクラッシュの原因は、初期段階で修正された可能性が高い。また、前回は、10.04から順次アップグレードしたUbuntuで起きた問題なので、10.04時代から引き継いでいた何らかの古い設定が、クラッシュが引き起こされた可能性もあるだろう。

まあ、とにかく、引退間近の古いVAIOノートでUbuntu11.04が快適に動いているのは事実だ。Unityの採用によって全体の動作がまったりした感じにはなったものの、、ユーザビリティは格段に向上している。古めのマシンの場合、Unityを使わないクラシックUbuntuという選択肢もあるのだが、体感速度はあまり変わらないような気がする。Ubuntu11.04ベースのLinux Mint 11も発表されたので、次回はそちらを試してみたい。

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Ubuntu11.04からLinux Mint Debian Editionへ

昨夜、自宅のノートPCのUbuntuを11.04にアップロードした。今回のバージョンアップの目玉のひとつは、デスクトップ環境のUnityだが、ビデオチップの性能によってはインストールできないらしいという話だったので、自宅のノートPCでは無理かなと思いつつ、ダメモトでトライしてみた。

このPCは、途中ハードディスク交換やメモリ増設をしながら、今年で6年目に突入したという年代物のVAIOで、スペックは次のとおり。

CPU:Celeron M 360 @ 1.40GHz
メモリ:2GB
HDD:120GB
ビデオチップ:Intel 915GM Express
ビデオメモリ:128MB(メモリ共用)

いざというときは、Windows7が走るデスクトップ機に引っ越すつもりでバージョンアップを試みたのだが、意外や意外、あっさりインストールできた。

新UIのUnityによって、Ubuntuは、ますますMacライクになったような気がする。特に、デスクトップ切り替えツールは出色の出来だ。

ただし、10.04から10.10へのバージョンアップとは違って、11.04は格段に重くなる。また、たぶんこれはPCとの相性の問題だろうが、メモリ消費の大きいアプリを複数同時に立ち上げると、突然画面が崩れて、再起不能となることに数回直面した。

まあ、こうしたバグは、いずれ修正されていくとは思うが、それでも今回の11.04へのバージョンアップは、万人にお薦めというわけにはいなかいようだ。

Linux Mint Debian Editonという選択肢

一方、Ubuntu11.04が正式リリースされる日の10日ほど前から、Linux Mint Debian Editonを別のPCにお試しインストールしていたが、昨年のクリスマスにリリースされたバージョンの201012は、インストーラーも改善されて、安定性も増している。Ubuntu11.04が重たいと感じたときの、有力な引越先のひとつかもしれない。


Linux Mint Debian Editionのお試しインストールに使ったノートPCは、LaVie L370/JD。スペックは次のとおり。

CPU:Celeron M 430 @ 1.73GHz
メモリ:2GB
HDD:100GB
ビデオチップ:ATI Radeon Xpress 200M
ビデオメモリ:160MB

お世辞にも速いとはいえないが、それでもWindows Vistaが動いているので、スペック的には、Ubuntu11.04でもいけそうなのだが、このPCは元々Ubuntuとの相性が悪かった。最初にUbuntu10.04を入れたときは、頻繁にフリーズしたので、一旦はUbuntuの使用を諦めたほどだ。その後、10.10をクリーンインストールすることにより、フリーズの回数は激減したが、それでもたまにフリーズする。

もちろん、Debianベースに変えたからといってフリーズしなくなるという保証がないのだが、今のところ、実に快適にサクサク動いている。

そもそもLinux Mintとは、Ubuntuと同じデポジトリを使用するUbuntuクローンだった。例えば、Linux Mint 10の場合、最後の10という数字は、Ubuntuのバージョンを表している。Ubuntu11.04がリリースされた後は、Linux Mint 11がリリースされることになる。また、Gnome以外のデスクトップ環境を採用した、Linux Mint 10 LDEXやLinux Mint 10 KDEなどもあり、これはちょうどUbuntuの姉妹ディストリビューションであるKubuntuやXubuntuなどに該当するだろう。

Macライクなデスクトップ環境のUbuntuに対して、Linux Mintは、左下のメニューからすべてを始めるWindowsのスタイルに近いという外観上の違いはあるが、それ以外は、両者に大きな違いはなかった。ところが、昨年9月に発表されたLinux Mint Debian Editionによって、状況は大きく変わり始めた。

Linux Mint Debian Editionとは読んで字のごとくGNU/Debianをベースにしたディストリビューションで、Debianパッケージとは100%の互換性を持つ。UbunuベースのLinux Mintもリリースされるのだが、現在のLinux Mintユーザーが大半(賛成派が反対派の2倍という割合)は、DebianベースのMint Linuxのリリースに大きな期待を寄せている。

Debianの膨大なソフトウエア群を利用できることはもちろんのこと、MacG3を含む幅広いハードウエアへの対応と動作の軽快さなど、Debianをベースとすることによって生まれるメリットは大きい。

Linux Mint Debian Editionの日本語環境

このように良い事ずくめのLinux Mint Debian Editionだが、日本語環境は自分で整えなければならないという小さな欠点がある。ただし、手間がかかるといっても、30分以内で確実に終わってしまう。

今回は次のサイトを参考にさせてもらった。

先ずインストールの手順についてだが、Linux Mint 10とほぼ同じだ。つまり、Ubuntuと同じということ。ただし、Linux Mint 10やUbuntuの場合、使用言語に日本語を選んだ時点で、インストーラーが日本語に切り替わるのだが、Linux Mint Debianの場合は、英語のままだ。

インストールが終わった直後には、日本語入力ができない状態になっているので、先ずは次の2つのコマンドを実行する。これは、日本語インプットメソッドのiBusのインストール。【LMDE 201109では、iBusとAnthyの組み合わせでは不具合があるので、UIMとAnthyの組み合わせがお薦め

$ sudo apt-get install ibus-anthy

$ sudo apt-get install im-switch

インストールが終わったら次のコマンドを実行。

im-switch -s ibus

この後、Mint Menuから設定→iBusの設定を選べばセットアップが開始される。なお、セットアップの前に、注意メッセージが現れるので、指示通り、自分のホームディレクトリに次のような内容の.bashrcを作って、再ログインする。

  export GTK_IM_MODULE=ibus
  export XMODIFIERS=@im=ibus
  export QT_IM_MODULE=ibus

これで日本語の入力ができるようになる。次に気になるのは、フォント表示の醜さだろう。この問題は、上記のサイトでも紹介されていて、/etc/fonts/conf.d/に21-unhint-ja.confというファイルを一枚作れば解決する。

なお、21-unhint-ja.confに記述する内容は次のとおり。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
  <match target="font">
    <test name="lang" compare="eq">
      <string>ja</string>
    </test>
    <edit name="hinting" mode="assign">
      <bool>false</bool>
    </edit>
  </match>
</fontconfig>

次に、UbuntuのデスクトップやFirefoxなどで使用されているTakaoPゴシックをインストールしておく。Mint Menuの一番下に検索欄があるので、そこで、TakaoPゴシックと打ち込めば簡単に見つかる筈だ。ちなみに、Ubuntuの外観に合わせた設定の仕方は次のとおりだ。まあ、この辺りは好みの問題もあるが、FirefoxなどにもTakaoPゴシックを使うと綺麗だ。

最後に、アップデートについてだが、インストール直後に、アップデートマネージャーを使うと、拒否される。そこで、最初だけコマンドライン端末から次のコマンドを実行する。

$ sudo aptitude safe-update

このアップデートが終わると、OpenOfficeがLibreOfficeと入れ替わっている。ただし、このままではデフォルトの英語メニューなので、Synapticパッケージマネージャーでlibreofficeと検索して、libreoffice-l10n-jaを探してインストールすれば日本語メニューに切り替わる。

これからのUbuntuとLinux Mintの関係

以上で、LMDE上でUbuntuとほぼ同等の日本語環境が整うことになる。サクサクと動くLMDEは、個人的には、大満足の結果をもたらしているのだが、ただ、これでUbuntuと決別するわけではない。

もう少しパワーのあるPCで、Ubuntu11.04を試してみたいと思っている。

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